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脱税や環境汚染の原因になる不正軽油をなくそうと、11日、神埼市で抜き取り調査が行われました。 【リポート・橋爪和泉】 「神埼市を通る国道です。道行くトラックドライバーにランダムに声をかけ、調査を始めていきます」 【検査員】 「軽油を抜き取らせていただいて同量お返ししますので、ご協力お願いしてもいいですか？」 この抜き取り調査は不正軽油の撲滅を目指し、全国126カ所で一斉に行われたものです。 このうち神埼市の国道34号線では、県の職員がトラックなどから少量の軽油を採取し、ドライバーに給油時期や場所を確認していました。 軽油は1リットルあたり32.1円の「軽油引取税」がかかるため、重油などを混ぜた不正軽油は脱税のほか、環境汚染の原因にもなっています。 【県税事務所 島内典子副所長】 「悪質な脱税行為になるばかりでなく、大気汚染やエンジントラブルの原因等にもなるので不正軽油は購入しない、使用しないようお願いします」 昨年度の「軽油引取税」の税収は約89億6000万円で、県税収入の9％ほどを占めているということです。