>>1 https://www.usp-lab.com/methodology.html ユニケージのシステムは、UNIX系のOS+シェルスクリプトのみで構成されています。
従来の移植性確保の考え方が、多岐にわたるOSやミドルウエアのラッパーを作成し、
標準的な開発環境を用意することを指向しているのに対し、ユニケージは、標準的なハードウエアの上で、
経年劣化しないメインストリームOSを選び、その中のさらに標準的なコア部分のみを選んで、移植性を担保するという道を選んでいます。
これにより、ソフトウエアのクッション層を省き、ハードウエアのスピードアップを直接享受することができるのです。
ユニケージはソフトウエアの進歩は、階層化することでなく、なるべく数少ない良いものの組み合わせを見出すことにあると信じています。
ユニケージでは一元化のドグマに囚われることなく、重複分散を認めています。そして、同じデータを一箇所に集めるのでなく、
同じデータを必要とするところにコピーを配るようにしています。すなわち「共有」するのものは「全有」してよいという考えです。
「全有」することにより、各自は自分の都合でデータを加工したり、アレンジすることができます。
アプリケーション自身にも全有の考え方が適用され、各アプリケーションはいわゆる共有ルーチンを呼び出すことはありません。
似たような処理があっても、それぞれのソースプログラムの中で完結されているのです。
プログラム内部構造も共有分が錯綜しないよう、ワンプログラムワンフローの原則を貫いてます。
(ユニケージはシェル関数の記述さえも基本的には禁止しているのです!)
さらに、実データを使ってプログラミングすることにより、単純な動く動かないの単体テストは
プログラミングの過程でクリアでき、開発効率も向上するのです。
システムの骨格はお作法に基づいているからです。全体が分かる紙さまを見て、
お作法チェッカープログラムが、ルール外のスクリプトを見つけ出し、
ユニケージには、多くの「お作法」が存在し、ドキュメントの削減に寄与しています。