「Firefox 54」正式版がリリース、高速で安定したブラウザを実現するマルチプロセス技術「Electrolysis」が全ユーザーに対応
Firefox 54では、Firefox上のプロセスをユーザーインターフェースとコンテンツで分割し、さらにコンテンツを複数のプロセスに分けることで、
1つの重いページが他のタブの応答性や速度に影響するのを避ける「Electrolysis(電気分解)」というマルチプロセス技術が全ユーザーに対応します。
Electrolysisはeとsの間に10の文字が入っていることから「e10s」とも呼ばれ、かねてから開発が行われていました。
しかし、2011年に一度プロジェクトがストップし、2016年に再度登場。この時は一部のユーザーにのみ有効化されていました。
Mozillaの製品ストラテジストであるNick Nguyen氏は、「速度が上がりクラッシュが少なくなるだけでなく、
e10sは、Facebookのニュースフィードなどの重いページでも、動作を非常にスムーズに感じさせてくれます」とブログで語っており、
e10sがもたらす変化は「Firefox史上で最大のもの」としています。
http://gigazine.net/news/20170614-firefox-54/
・CSS clip-path
これまでFirefoxではSVGファイルと定義されたclip-pathのみをサポートしていましたが、Firefox 54では、
円・楕円・長方形・好きなポリゴンのCSS Shapesを利用可能。クリッピングシェイプをアニメーションにすることもできます。
マウスでコントロールするエフェクトなど、ユーザーの入力に応じてクリッピングを動的に変化させることも可能です。
http://gigazine.net/news/20170614-firefox-54/