
大手食品メーカーの「キッコーマン」は、原材料価格の上昇などを受け、ことし10月から、みりんやたれを値上げすることを決めました。
みりんの値上げはおよそ30年ぶりです。
発表によりますと、対象となるのは子会社が製造しているみりんや料理酒のうちのおよそ9割の商品と、焼き肉用などたれ類のおよそ7割の商品で、ことし10月1日の納品分から値上げします。
値上げの幅はいずれも希望小売価格で、
▽みりんや料理酒がおよそ4%から11%、
▽たれ類がおよそ5%から10%、
▽主力商品の1リットル入りのみりんの場合、
税込みで50円程度引き上げられます。
みりんの値上げは1992年3月以来、およそ30年ぶりです。
理由について会社では、みりんやたれに使う糖類のもとになるとうもろこしや、アルコールといった原材料価格が上昇していることに加え、原油高の影響などで物流費が上がり、自社の努力だけではコストを吸収できなくなったためとしていて、食卓に身近なモノの値上がりが一段と広がっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220630/k10013696521000.html