アメリカでは大麻の使用を州レベルで許可されているところがあるものの、連邦法では違法と見なされています。コロンビア大学公衆衛生大学院のティファニー・サンチェス教授らは「違法であるが故に規則がまばらで研究も少なく、保険機関からの指導もない」という点に目を付け、大麻を使用することによる汚染物質への暴露を理解するために大規模な調査に乗り出しました。
サンチェス教授らはアメリカで実施された過去の国民健康・栄養調査のデータを分析し、合計7254人の対象者を「大麻もタバコも使用しない人」「大麻のみ使用する人」「タバコのみ使用する人」「大麻とタバコ両方を使用する人」の4つに分けて血中・尿中の金属含有量を測定しました。
その結果、大麻もタバコも使用しない人と比較して、大麻のみを使用する人は血液中および尿中のカドミウムと鉛の濃度が高いことがわかりました。カドミウムと鉛は有害金属に指定されており、特に鉛は小児の神経発達へ悪影響を及ぼし、成人では心血管疾患との関連があることが指摘されています。
一方で、大麻のみを使用する人とタバコのみを使用する人は、血中および尿中の鉛濃度が同程度であったこともわかっています。
大麻とタバコを両方使用する人は大麻もタバコも使用しない人と比べてカドミウムと鉛の濃度が有意に高く、このことからサンチェス教授らは「これらの観察結果を総合すると、大麻の使用はタバコの使用とは無関係にカドミウムと鉛に暴露される重要な原因であることが示唆されます」と結論づけました。
今回の研究は大麻とタバコの有害性を比較したものではなく、大麻がカドミウムと鉛の暴露源であることを立証したものになります。サンチェス教授らは「我々の知る限り、今回の研究は金属暴露のバイオマーカーを用いた最大規模の研究です。本研究は大麻使用者の金属暴露とその健康影響を調査するコホート研究を計画する根拠を提供するもので、金属暴露における大麻の関連性と、これらの暴露の長期的影響を明らかにするための追跡調査の重要性を強調しました」と述べました。
以下ソース
https://gigazine.net/news/20230901-blood-urinary-metal-levels-marijuana/
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