※2022/12/17 16:18
中国当局がインターネット上の偽情報によって台湾世論をコントロールする「認知戦」を仕掛けている。最前線でフェイクニュースなどに対応する民間機関の責任者に現状を聞くと、台湾当局への不信感を増幅させて社会の分断を進めるとともに、米国や日本をおとしめて相対的に自国への評価を上げようとする中国側の思惑が浮かぶ。
中国発の偽情報を分析する研究機関「台湾民主実験室」理事長の沈伯洋(しん・はくよう)台北大副教授によると、大学内で実施したアンケートで、「海外から台湾に偽情報がもたらされている」と認識している学生は6割にとどまった。しかも、うち2割の学生は米国や日本が偽情報を流していると認識。沈氏は「若者の間には中国に対し何の警戒感も抱かず、友好的だと感じている人たちすらいる」と指摘する。
こうした傾向に影響を与えているのがネットの情報だ。西側ソーシャルメディアは中国当局との関連が疑われるアカウントへの規制を強化しているが、〝抜け穴〟となっているのが各種交流サイト(SNS)でのライブ配信と中国の動画投稿アプリ「ティックトック」だという。
続きは↓
産経ニュース: 中国認知戦、ライブ配信が主戦場 台湾の若者標的に.
https://www.sankei.com/article/20221217-CGZO2IZHR5KZDMMLOUQPFEUPRY/
中国当局がインターネット上の偽情報によって台湾世論をコントロールする「認知戦」を仕掛けている。最前線でフェイクニュースなどに対応する民間機関の責任者に現状を聞くと、台湾当局への不信感を増幅させて社会の分断を進めるとともに、米国や日本をおとしめて相対的に自国への評価を上げようとする中国側の思惑が浮かぶ。
中国発の偽情報を分析する研究機関「台湾民主実験室」理事長の沈伯洋(しん・はくよう)台北大副教授によると、大学内で実施したアンケートで、「海外から台湾に偽情報がもたらされている」と認識している学生は6割にとどまった。しかも、うち2割の学生は米国や日本が偽情報を流していると認識。沈氏は「若者の間には中国に対し何の警戒感も抱かず、友好的だと感じている人たちすらいる」と指摘する。
こうした傾向に影響を与えているのがネットの情報だ。西側ソーシャルメディアは中国当局との関連が疑われるアカウントへの規制を強化しているが、〝抜け穴〟となっているのが各種交流サイト(SNS)でのライブ配信と中国の動画投稿アプリ「ティックトック」だという。
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産経ニュース: 中国認知戦、ライブ配信が主戦場 台湾の若者標的に.
https://www.sankei.com/article/20221217-CGZO2IZHR5KZDMMLOUQPFEUPRY/