自民 “料亭議連”きょう設立「元祖日本セレブの心で・・・」
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数々の政治ドラマの舞台となった「料亭」。この料亭を「日本のおもてなし文化」として紹介しようという議員連盟が17日、設立しました。その狙いは何なのでしょうか。
午後の自民党本部の一室。派閥の領袖や重鎮議員たちが集まりました。
「多くの外国の皆さんが日本においでになって、日本の最高のおもてなし文化である料亭文化に触れたいと」(自民党 衛藤征士郎 元衆院副議長)
「料亭文化を支える」議員連盟が設立されたのです。かつて数々の自民党の権力闘争の舞台ともなった「料亭」。およそ20年前のこちらの映像では、総理就任前の小泉純一郎氏や加藤元幹事長、山崎元副総裁が料亭を出入りする姿が残っています。実力者が夜な夜な集まる様子は「料亭政治」とも呼ばれました。
かつて、新人議員からはこんな声も。
「どんなものなのかと思いますよ。料亭というのが。行ったことないですからね。早く行ってみたいですよ、料亭に」(杉村太蔵元衆院議員 2005年)
今の料亭はどんな状況なのでしょうか。
「いろいろ選択肢が増えているので、料亭のお座敷の利用が“選択肢の一つ”となったのはしかたないのかなと」(浅田 店主 浅田松太さん)
東京の名門料亭「赤坂浅田」。永田町にも近く、多くの政治家が訪れましたが、かつてのピーク時と比べると利用客は減ったといいます。
こうしたなか、来年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、17日発足の議連は、料亭を「元祖日本セレブの心でもてなす巧みな会話、唄や踊り、礼儀と作法を持ち合わせた日本文化を担うエンターテインメント」として活用する考えです。
「オリンピックがあるので、どこかで芸子さんはこういうものだと見せたいとみんな思っている」(赤坂芸者・育子さん)
「議連」では、「料亭文化」を「地方創生の一つの起点」と位置づけ、多くの外国人観光客に利用してもらいたいとして、今後、活動していく方針です。(17日16:23)