https://www.bbc.com/japanese/49288301
米移民捜査当局、工場で一斉摘発の680人のうち300人を釈放
2019年08月9日
米移民関税捜査局(ICE)は8日、ミシシッピ州の複数工場で前日に一斉検挙した約680人のうち、約300人を釈放したと明らかにした。拘束された大勢に幼い子供がいるため、またしても親子が離ればなれになると批判が出ていた。トランプ政権は不法移民摘発を政策に掲げている。
ICEは7日にミシシッピ州各地の食品加工工場を立入捜査し、適切な入国許可を持たないとして労働者約680人を検挙した。
メキシコとの国境で多くの不法移民が拘束され、子供たちが親と別に収容されている問題を批判している野党・民主党は、今回の一斉摘発でも同じ問題が繰り返されると非難した。
こうした状況でICEのブライアン・コックス報道官は8日、BBCにメールで、「釈放された300人については拘束から釈放したもので、連邦移民裁判所での司法手続きが始まる。後日、出廷することになる」と説明した。
報道官によると、ICEは工場で680人を拘束する際、世話を必要とする扶養家族がいるか、学校に迎えにいく必要のある子供がいるかを確認したという。
拘束後の取り調べの際に各自に電話を使う機会を与え、子供の世話の手はずを整えられるようにしたという。子供の安全確保が特に難しい不法移民については、「優先的に速やかに手続きを処理し、釈放する」方針だという。
「特別な配慮」
強制捜査と摘発が残酷で、移民の子供たちを傷つけるという批判に対して、コックス報道官はICEの対応を説明。ICEの指示で国土安全捜査部(HIS)の職員2人が地域の学校に連絡をとり、摘発について知らせ、親が迎えに来ない子供に関して連絡先を周知したという。
「当局は、育児中だったり逮捕時に子供が学校にいるもしれない成人について特別な配慮をするべく、用意周到にこの摘発を計画した」と報道官は説明した。
ドナルド・トランプ米大統領は今年6月、「アメリカにもぐりこんだ何百万人もの不法移民」は強制送還すると述べ、不法移民の一斉摘発を発表していた。
(リンク先に続きあり)
米移民捜査当局、工場で一斉摘発の680人のうち300人を釈放
2019年08月9日
米移民関税捜査局(ICE)は8日、ミシシッピ州の複数工場で前日に一斉検挙した約680人のうち、約300人を釈放したと明らかにした。拘束された大勢に幼い子供がいるため、またしても親子が離ればなれになると批判が出ていた。トランプ政権は不法移民摘発を政策に掲げている。
ICEは7日にミシシッピ州各地の食品加工工場を立入捜査し、適切な入国許可を持たないとして労働者約680人を検挙した。
メキシコとの国境で多くの不法移民が拘束され、子供たちが親と別に収容されている問題を批判している野党・民主党は、今回の一斉摘発でも同じ問題が繰り返されると非難した。
こうした状況でICEのブライアン・コックス報道官は8日、BBCにメールで、「釈放された300人については拘束から釈放したもので、連邦移民裁判所での司法手続きが始まる。後日、出廷することになる」と説明した。
報道官によると、ICEは工場で680人を拘束する際、世話を必要とする扶養家族がいるか、学校に迎えにいく必要のある子供がいるかを確認したという。
拘束後の取り調べの際に各自に電話を使う機会を与え、子供の世話の手はずを整えられるようにしたという。子供の安全確保が特に難しい不法移民については、「優先的に速やかに手続きを処理し、釈放する」方針だという。
「特別な配慮」
強制捜査と摘発が残酷で、移民の子供たちを傷つけるという批判に対して、コックス報道官はICEの対応を説明。ICEの指示で国土安全捜査部(HIS)の職員2人が地域の学校に連絡をとり、摘発について知らせ、親が迎えに来ない子供に関して連絡先を周知したという。
「当局は、育児中だったり逮捕時に子供が学校にいるもしれない成人について特別な配慮をするべく、用意周到にこの摘発を計画した」と報道官は説明した。
ドナルド・トランプ米大統領は今年6月、「アメリカにもぐりこんだ何百万人もの不法移民」は強制送還すると述べ、不法移民の一斉摘発を発表していた。
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