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世界の平均気温 ことしは観測史上4番目の高さに
2018年11月30日 5時46分環境
WMO=世界気象機関は、ことしの世界の平均気温は、観測史上4番目に高くなり、今の傾向が続けば、今世紀末には平均気温が3度から5度上昇するという見通しを示し、温暖化対策の強化を訴えました。
これは来月2日から地球温暖化対策について話し合う国連の会議、「COP24」がポーランドで始まるのを前に、WMOが29日に発表しました。
それによりますと、ことし10月までの平均気温は、観測が始まった1850年以降では4番目に高くなり、産業革命前と比べて、推定で1度1分上がったということです。
ことしはヨーロッパの広い範囲を異常な暑さや干ばつが襲ったほか、日本でも7月に埼玉県熊谷市で、全国歴代1位となる41度1分を観測するなど、記録的な猛暑となりました。
また、暑さの影響で、1月と2月には北極の海の氷の面積が、平均よりもかなり小さくなったほか、南極でも年間を通して同様の傾向がみられたということです。
WMOのターラス事務局長は「今の傾向が続けば、今世紀末には平均気温が3度から5度上昇する」と述べ、産業革命前と比べ、2度未満の上昇に抑えるとした「パリ協定」の目標が危ぶまれるとして警鐘を鳴らしました。
そのうえで「私たちは気候変動による影響を理解している最初の世代であると同時に、対処できる最後の世代だ」と述べ、温暖化対策の強化を訴えました。
世界の平均気温 ことしは観測史上4番目の高さに
2018年11月30日 5時46分環境
WMO=世界気象機関は、ことしの世界の平均気温は、観測史上4番目に高くなり、今の傾向が続けば、今世紀末には平均気温が3度から5度上昇するという見通しを示し、温暖化対策の強化を訴えました。
これは来月2日から地球温暖化対策について話し合う国連の会議、「COP24」がポーランドで始まるのを前に、WMOが29日に発表しました。
それによりますと、ことし10月までの平均気温は、観測が始まった1850年以降では4番目に高くなり、産業革命前と比べて、推定で1度1分上がったということです。
ことしはヨーロッパの広い範囲を異常な暑さや干ばつが襲ったほか、日本でも7月に埼玉県熊谷市で、全国歴代1位となる41度1分を観測するなど、記録的な猛暑となりました。
また、暑さの影響で、1月と2月には北極の海の氷の面積が、平均よりもかなり小さくなったほか、南極でも年間を通して同様の傾向がみられたということです。
WMOのターラス事務局長は「今の傾向が続けば、今世紀末には平均気温が3度から5度上昇する」と述べ、産業革命前と比べ、2度未満の上昇に抑えるとした「パリ協定」の目標が危ぶまれるとして警鐘を鳴らしました。
そのうえで「私たちは気候変動による影響を理解している最初の世代であると同時に、対処できる最後の世代だ」と述べ、温暖化対策の強化を訴えました。