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2018/10/05(金) 22:43:22.82ID:CAP_USER9関東に住む出雲市出身者らでつくる「東京いずもふるさと会」(事務局・東京都港区)が、古代出雲人のDNA解析に乗り出す。出雲人のルーツを探ろうと、市内の遺跡で出土した人骨からDNAを抽出して調べるもので、インターネット上で研究費を募集中。「ふるさと会」の岡垣克則会長は「日本人のルーツに迫れるのではないかというロマンを感じる」と、支援を求めている。【山田英之】
出雲市猪目(いのめ)町の猪目洞窟遺跡からは1948年、弥生時代と古墳時代の人骨が出土した。「ふるさと会」は、人骨を所蔵する出雲弥生の森博物館(同市大津町)に協力を要請し、国立遺伝学研究所の教授らにDNA抽出と解析を委託した。人骨の保存状態は良好で、弥生から古墳時代への遺伝的変遷に迫ることが期待される。
この「古代DNA」研究を加速させるため、ネット上で資金を集めるクラウドファンディング(目標200万円)を9月に始めると、今月4日までに60万円を超えた。支援額に応じ、活動報告メールのほか報告会や古代遺跡ツアーへの招待などの謝礼がある。11月19日までに目標額に達しなければ、支援者に全額を返金する。その場合もDNA解析は行う。
12月に現地調査、来年11月に東京と出雲で研究報告会を予定している。出雲弥生の森博物館の担当者は「猪目洞窟遺跡に限らず、県内の別の遺跡や鳥取県内の遺跡から出土した人骨も調査してデータを蓄積してほしい」と話す。「ふるさと会」は2007年に発足し会員約450人。ホームページで支援方法を紹介している。
毎日新聞 2018年10月5日
https://mainichi.jp/articles/20181005/ddl/k32/040/358000c?inb=ra