アメリカのトランプ大統領は就任以来初めてとなるアジア歴訪を前に、
中国に対するアメリカの貿易赤字について「ひどいレベルにある」と述べ、
今回の訪問を通じて中国をはじめとする各国に貿易不均衡の解消を求めていく考えを示しました。
トランプ大統領は1日、ホワイトハウスで開かれた閣議で、就任以来初めてとなる日本や韓国、中国などへのアジア歴訪に触れ
「アメリカの繁栄を取り戻すため今週、歴史的な訪問に出発する。楽しみにしている」と述べました。
そして中国に対するアメリカの貿易赤字について「その額は最悪となっている。ひどい数字で口にすることも恥ずかしい。
ひどいレベルにある」と指摘しました。
そのうえで「アジア訪問を通して大勢の国家首脳や指導者と会うことにしている。アメリカは多くの国と貿易面ですばらしい関係を維持しているが、
今だまされている状態だ。しかし多くの国は瞬く間に変わり始めるだろう」と述べ、
今回の訪問を通じて中国をはじめとする各国に貿易不均衡の解消を求めていく考えを示しました。
トランプ大統領は今回の歴訪で、核とミサイルの開発を加速させる北朝鮮への対応とともに、
アメリカの貿易赤字の解消に向けて各国首脳との会談の場で働きかけを強めていく考えです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171102/k10011207841000.html