ホワイトハウスは10日正午前に「大統領が125%と話したのは、相互関税だけを指していた。(合成麻薬)フェンタニルの関税20%がそれらに上乗せされる」と修正した。大統領令にも、相互関税分を10日から従来の84%から125%に引き上げ、計145%になると明記した。米政府は中国に対し、フェンタニルの流入を阻止するための措置として、2月と3月に10%ずつの追加関税を課していた。
トランプ政権は9日、全面適用した相互関税について、貿易相手国・地域ごとの上乗せ分を、中国を除いて90日間停止すると発表した。今後、日本をはじめとした対象国と、税率の引き下げや適用除外を巡る交渉が活発になる見通しだ。
トランプ米大統領は10日、ホワイトハウスで記者団に「我々が望むような取引ができないのであれば、元の状態に戻る」と述べ、上乗せ分を復活させる可能性を示唆した。中国に関しては「我々は取引をまとめたいと思っている」と協議に前向きな姿勢を示した。
読売新聞 2025/04/11 16:54
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