ジャパンラグビーリーグワンは4日、NECグリーンロケッツ東葛の所属選手(1月2日に契約解除済み)が昨年12月30日に違法薬物所持容疑で逮捕された件についての対応方針を発表した。
リーグワンの前身、トップリーグ時代には19年6月にトヨタ自動車所属の2選手が違法薬物所持で逮捕され、20年3月には日野レッドドルフィンズの1選手が違法薬物使用容疑で逮捕されるという連続不祥事が発生。トップリーグでは太田治チェアマン(当時)が「コンプライアンス再教育」を理由に20年3月からリーグ戦の3節を中止すると発表し、20年4月と21年2月にはリーグ所属全選手に対し違法薬物検査を実施した。
リーグワンは「しかしながら、リーグワン発足以降こうしたクラブに対するリーグの取組が徹底されておらず、これが本事案発生の大きな要因のひとつ」という認識を示し、今後は、リーグ所属全選手を対象とした薬物検査を実施した上で
「(1)リーグのインテグリティ(注=品位)取組体勢の強化
(2)クラブにおける選手・関係者の意識・行動改革の徹底
(3)抑止の強化」を実行するとした。具体的には各チームにインテグリティオフィサーを、選手の相談窓口をリーグに設置、不定期の薬物検査を高頻度で実施、新規選手契約時におけるバックグラウンドチェックのガイドライン化/実施の徹底、違反に対する罰則の強化などを行うとし「以上を前提に、ジャパンラグビーリーグワン2022を予定通り開催いたします」とした。
中日スポーツ 1/4(火) 14:53
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