(記者注:まだ検討中ではあります。しかしながらメキシコとカナダの対応は要チェック)
[ワシントン 26日 ロイター] - 米政府高官は26日、トランプ大統領が北米自由貿易協定(NAFTA)離脱の大統領令を出すことを検討していることを明らかにした。NAFTAの再交渉を前にカナダやメキシコとの緊張が高まる可能性がある。
トランプ大統領のNAFTA離脱検討は、正午前に米政治専門メディア「ポリティコ」が報道。金融市場に動揺が走り、メキシコ、カナダの株・通貨が下落した。
トランプ大統領はかねてメキシコとカナダと共に構成するNAFTAが米国内の雇用を奪っていると批判し、米国に有利な条件で合意できなければ離脱するとしていた。
ただ1月の大統領就任後に早速、環太平洋連携協定(TPP)からの離脱を打ち出す一方で、NAFTAについては具体的な動きはみせていなかった。検討中とされるNAFTA離脱の大統領令案の詳しい内容は現時点で不明。
8月にNAFTA再交渉を想定していたメキシコは対応を速める必要を迫られる。メキシコ政府は、NAFTA離脱の米大統領令に関する報道に沈黙。ビデガライ外相は、悪しき協定を受け入れるくらいなら交渉のテーブルから離れると述べた。
トランプ大統領が最近木材などの貿易で批判を強めているカナダは、NAFTA再交渉を巡る協議を始める用意があると表明。外務省報道官は「再交渉を巡る協議は現時点では始まっていないが、カナダはいつでも交渉の席に着く用意がある」と述べた。
国内雇用の保護など、トランプ大統領の米国第一主義に根ざしたNAFTA離脱方針だが、米国に跳ね返ってくる影響も大きい。実質ゼロ関税やメキシコの安い人件費の恩恵を享受している自動車産業などの収益を圧迫するほか、メキシコへの輸出を大きな収入源とする農家にも打撃となる。
続きはソースで
2017年 04月 27日 10:59 JST
ロイター
http://jp.reuters.com/article/usa-trade-nafta-idJPKBN17S2OH?il=0
[ワシントン 26日 ロイター] - 米政府高官は26日、トランプ大統領が北米自由貿易協定(NAFTA)離脱の大統領令を出すことを検討していることを明らかにした。NAFTAの再交渉を前にカナダやメキシコとの緊張が高まる可能性がある。
トランプ大統領のNAFTA離脱検討は、正午前に米政治専門メディア「ポリティコ」が報道。金融市場に動揺が走り、メキシコ、カナダの株・通貨が下落した。
トランプ大統領はかねてメキシコとカナダと共に構成するNAFTAが米国内の雇用を奪っていると批判し、米国に有利な条件で合意できなければ離脱するとしていた。
ただ1月の大統領就任後に早速、環太平洋連携協定(TPP)からの離脱を打ち出す一方で、NAFTAについては具体的な動きはみせていなかった。検討中とされるNAFTA離脱の大統領令案の詳しい内容は現時点で不明。
8月にNAFTA再交渉を想定していたメキシコは対応を速める必要を迫られる。メキシコ政府は、NAFTA離脱の米大統領令に関する報道に沈黙。ビデガライ外相は、悪しき協定を受け入れるくらいなら交渉のテーブルから離れると述べた。
トランプ大統領が最近木材などの貿易で批判を強めているカナダは、NAFTA再交渉を巡る協議を始める用意があると表明。外務省報道官は「再交渉を巡る協議は現時点では始まっていないが、カナダはいつでも交渉の席に着く用意がある」と述べた。
国内雇用の保護など、トランプ大統領の米国第一主義に根ざしたNAFTA離脱方針だが、米国に跳ね返ってくる影響も大きい。実質ゼロ関税やメキシコの安い人件費の恩恵を享受している自動車産業などの収益を圧迫するほか、メキシコへの輸出を大きな収入源とする農家にも打撃となる。
続きはソースで
2017年 04月 27日 10:59 JST
ロイター
http://jp.reuters.com/article/usa-trade-nafta-idJPKBN17S2OH?il=0